エプソンインクが全色認識しない事態は何故起こるのか?その背景にあるのは何か?
その理由を検証した上で、具体的な確認手順と対処方法を解説します。
何故、全色認識しないトラブルが起こるのか?その背景とは?
インクジェットプリンターのビジネスモデルの問題
プリンター本体の価格は利益を抑えて安価にし、その後の消耗品(純正インク)で稼ぎ、帳尻を合わせるというものです。
そのためプリンター購入後の純正インクの継続使用は、ビジネスモデルの核心となります。
ユーザーにとっては、プリンター本体を安価に購入できるメリットはありますが、印刷枚数が増えれば増えるほど、購入後に支払う金額が増加します。
年に数回の年賀状などでしかプリンターを使わないユーザーなら、負担は少ないですが、大量に印刷するユーザーにとっては、純正インクの費用は大きな負担になります。
ビジネスモデルを優先した対策
インク費用の削減を考えるユーザーの選択肢として、純正インクよりも大幅に安い互換インクがあります。
しかし、プリンター本体を供給する側からすれば、インクで回収する予定の利益が入らない事態は避けたい意向が当然働きます。
そこで、純正インク使用に誘導する様々な方策をとっています。
インクを全色認識しない事態が、プリンターの故障で無くても起こるのは、インクカートリッジに導入されているICチップの副産物という側面があります。
エプソンのプリンターで、この事態が起こった時の確認手順と対処法を見ていきましょう。
エプソンインクが全色認識しない時の確認手順
インク交換をしただけなのに、「インクカートリッジが認識できません」の表示が出たら焦りますよね?でもそこで慌てて間違った動きをする事は、本格的なトラブルに繋がる事があります。
落ち着いて、以下の確認をしてください。
・インクの型番がプリンターと合っていますか?
カートリッジに記載されている型番がプリンターのと適合型番か確認してください。
・正しい手順でインクカートリッジを交換していますか?
パソコン、プリンター本体液晶表示画面の指示に従って交換してください。
セットアップ-プリンターのお手入れ-インクカートリッジ交換-スタートの手順を踏むことで、カートリッジが交換しやすい位置に移動して、リセットされる構造になっています。
・きちんとハマっていますか?
実は意外と多いパターンです。奥まできちんと差し込まれていない場合、認識されません。爪折れ防止のストッパーパーツが外れていないと、正常に装着されません。
また、空気穴のシールが塞がっていても正しく認識できないケースがあります。
・製造元が異なる互換インクが混在していませんか?
製造元が異なる互換インクを混在して装着すると、プリンターが混乱して全色認識できないケースがあります。仮に認識しても、インクジェットプリンターは色を混ぜ合わせて色表現を行うため、正常な色表現ができない可能性が高くなります。複数の互換インクメーカーの商品の混在は避け、同一会社のカートリッジを使用してください。
・インク切れのカートリッジが含まれていませんか?
互換インクを使用した場合、メーカー側の互換対策により、インク切れメッセージの変わりに認識不良エラーを表す場合があります。
使用途中で認識不良が起きた場合などには、空のカートリッジが無いか、確認してみてください。
残量がない・または使用済みに近いと考えられるカートリッジを交換する事でエラーが解消する場合があります。
上記の確認作業で認識しない場合、その原因はICチップに由来する可能性が高くなります。
エプソンインクが全色認識しない時の「対処手順」
ICチップに正しく認識させるため、以下の対処手順を行ってください。
- 認識しないカートリッジを取り外して、カートリッジに付属しているICチップの表面を綿棒や、柔らかい布、ティッシュペーパーなどで拭いてください。
- 外したカートリッジが収まる部分にある、プリンター側の電極を綿棒で清掃してください。繊細な部分なので、あくまで表面のほこりや油汚れを落とすイメージで、優しく拭いてください。
- もう一度全てのカートリッジを入れ直してください。
- プリンターに不具合のカートリッジをセットし直した後、電源を落とし、コンセントを抜いてください。コンセントを抜いたまま10分ほど経過しましたら再度電源を入れてください。
- もし改善しない状況が続く場合には、一晩放置して再度電源を入れてください。
以上の手順を行っても改善しない場合には、インクのICチップの初期不良かプリンターの故障が考えられます。
インク購入店やプリンターメーカーへ問い合わせをしましょう。
インク革命の互換インクなら、万が一インクやICチップに不具合があっても、購入後1年保証があるので交換が可能です。


